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【054】 SDGs目標12:つくる責任 つかう責任

佐藤 優 1.はじめに サステナブル・カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・バイオやバイオテクノロジー・SDGs等々最近は多くの環境に関する言葉を耳にします。そのような言葉だけが独り歩きしているようにも感じるのは私だけではないと思います。生まれては消えて行く新しい言葉の意味を正し

【053】 近年の食中毒発生状況~食中毒発生の抑制

武内 章 食の安全安心の確保は国民全体の関心事である。同時に食品製造業、飲食店等食品に携わる事業者にとって、必ず達成しなければならない使命でもある。食品に携わる事業者にとっての悪夢の一つに集団食中毒の発生がある。事業に起因する場で集団食中毒を発生させると、被害者に対する責任が発生する同時に

83 グラフェンによるLiイオンバッテリーの実現

Nanotech Energy2020年、Nanotech Energyは含有率95%の還元型単層グラフェンの製造プロセスを確立し、高性能リチウムイオンバッテリーの量産に目途を付けたと見られる。【本技術の概要】 ナノテクエナジー社は、高エネルギー密度とサイクル寿命を維持しながら

82 触覚と力覚を備えたコミュニケーションロボット

合同会社エープラスエイ遠隔同士でも直接触れ合う感覚が楽しめるコミュニケーション愛玩ロボットが製品化された。【本技術の概要】  同社は、モノに触った感覚(触覚)とモノを掴む力を感じる感覚(力覚)の2つの感覚をデジタル化するリアルハプティクス技術をペットロボットに活用し、遠隔でもス

【052】 化学プロセス設計開発とアンモニア

小林 幸博 アンモニア業界を取り巻く環境は一昨年から今年にかけて激変しました。その発端は2020年10月の菅元首相の所信表明演説で打ち上げた「カーボンニュートラル宣言」と、その2ヶ月後の12月に当時の経産省諮問機関・総合エネルギー調査会の基本政策分科会から提案されたアンモニアと水素のエネル

81 「やわらかさ」を数値化できるセンサー

新光電子株式会社はかり分野を専門とする新光電子は、触れることでしかわからなかった「やわらかさ」を誰でも簡単に操作でき、数値化するセンサーを開発した。【本技術の概要】 はかり分野の専門メーカーである新光電子株式会社は、これまで曖昧だったモノのやわらかさという感覚を簡単に数値化でき

80 LiBを超えるリチウム空気電池

物質・材料研究機構(NIMS)NIMSは、ソフトバンクと共同で、現行のリチウムイオン電池(LiB)の重量エネルギー密度の約2倍となる500Wh/kg級リチウム空気電池を開発し、室温での充放電反応を実現した。エネルギー密度ならびにサイクル数の観点で世界最高レベルであり、5~10年後の実用化を目指す

79 強力な接着力を有する易解体テープ

DIC株式会社引き延ばすだけで剥がすことができるストレッチ型易解体テープで、汎用粘着テープの約2倍の接着力を持つものが開発された【本技術の概要】 家電リサイクル法の施工に伴いリサイクル化を容易にする必要性から、使用期間後に接合部を剥離させることができる特性を持つ接着剤の需要が高

【051】 訴訟で勝てる特許を持ちませんか?

坂本 安広 特許の価値を否定する人はいないが、保有する特許をどれだけ活用できているかについては課題が多い。もしかしたら、特許が負の資産になっていないだろうか。今回は一歩踏み出して『訴訟の準備のススメ』を提案したいと思う。今まで思い悩んでいた人の肩の荷を少しでも軽くすることができれば幸いであ

78 フレキシブルな高効率熱電発電モジュール

株式会社Eサーモジェンテック円筒状熱源に巻き付けることで、従来の熱電発電デバイスに比べ約3倍の熱回収効率を発揮する。特に、300℃以下の「低温排熱」の有効回収に効果が期待される。【本技術の概要】 同社が開発した熱電発電素子は、2種類の異なる金属または半導体を接合して、両端に温度

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