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72 迅速微生物検査を実現する光濃縮システム

株式会社村田製作所素早く高感度に細菌などの微生物検査を行うことができる「光濃縮システムを使った迅速微生物検査装置」を大阪府立大学と共同開発した。【本技術の概要】食品業界では、食中毒の予防、食品の衛生管理、品質・安全性評価、食規格・基準の判定など、細菌検査を実施する局面が多くあ

71 熱中症を事前に感知する専用ウエア

東レ株式会社熱中症を事前に防止するため、東レ、NTT、ゴールドウインの3社は、心拍数、加速度と温湿度を計測するセンサーを搭載した専用ウェアを製品化した【本技術の概要】近年の温暖化による暑さ対策として、炎天下や空調が届かない環境で活動する人の身体負担を把握したいという要望は益々高

70 注射剤用途のドラッグデリバリーシステム

旭化成株式会社注射剤用途に適したドラッグデリバリーシステム(DDS)向けの「ヒアルロン酸ナノゲル」の工業的製造技術が確立され、サンプルを提供ができるようになった。【本技術の概要】中外製薬が開発した「ヒアルロン酸ナノゲル」技術は、旭化成が専用実施権を得て、この度、工業的製造技術を

【048】 「みどりの食料システム戦略」~その虚像と実像~

高橋 亮 農林水産省は5月、農業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」(みどり戦略)を策定。2050年までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現や、化学農薬使用量(リスク換算)の50%低減、耕地面積に占める有機農業の取り組み面積を25%(100万

69 インフレータブル構造を実現する三軸織物

サカセ・アドテック株式会社力を加えずに膨らんで元に戻る三軸織物の技術を活用した人工衛星用アンテナ材料で世界シェア60%を獲得している。単純な織物構造ではあるが、これからその応用範囲は広い。【本技術の概要】宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2022年度打ち上げを予定する技術実証衛

68 自然光を用いるカラー多重ホログラフィー

情報通信研究機構(NICT)カラーフィルタが不要で、1回の撮影により自然光による立体物をマルチカラーのホログラムとしてセンシングできるシステムを開発した。【本技術の概要】国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、学校法人桐蔭学園桐

67 体温で自己粘着するシート

三井化学株式会社ヒトの体温を感知して、接着剤を使わなくても粘着力を発現する体温感知自己粘着シートを開発した。【本技術の概要】三井化学株式会社は、ヒトの体温を感知して、自己粘着を発現する体温感知自己粘着シートを開発した。シート自体が持つ自己粘着性のため、糊を使用することなく、シー

【047】 工業製品としてのmRNAワクチン

柿谷 均 2019年の暮れ、中国湖北省武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、翌2020年にはまたたく間に全世界に広がり、人類がかつて経験したことのないパンデミックが今もなお続いている。その一方でまったく新しいタイプのワクチンがわずか一年足らずのうちに開発された。これ

66 貴金属を使わないアンモニア合成触媒

東京工業大学アンモニアの人工合成反応でルテニウムなどの貴金属を使わず、窒化ランタン(LaN)表面の窒素空孔を反応場として利用する高い合成活性を持つ触媒を開発した。【本技術の概要】東京工業大学元素戦略研究センターの細野秀雄栄誉教授、同センターの叶天南(Tian-Nan Ye)特任

65 薄型で伸縮自在なスキンディスプレイ

大日本印刷株式会社皮膚上に貼り付けたディスプレイに外部から送られた画像メッセージを表示できるコミュニケーションシステムで、スマートフォン、タブレット端末に匹敵する新たなデバイスである。【本技術の概要】東京大学大学院工学系研究科長・染谷隆夫教授の研究チームと大日本印刷株式会社(D

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