CONTENTSコンテンツ

No.【030】日本の技術を活かしてASEANと共に成長する

小川 史雄 はじめに私はこの十数年の間、(財)省エネルギーセンターの専門家として海外向けの省エネルギー技術の指導を行ってきた。対象はASEAN地域が多いが、インドやサウジアラビアなどにも出張した。その経験を通じて感じたこと、考えたことを書いてみたい。この小文の結論的な主張は「ASEANは成長地

No.【029】再生可能エネルギー発電とスマートグリッド

河口 修 再生可能エネルギー発電とスマートグリッドパリ協定及び我が国の約束草案を踏まえた地域温暖化対策の取組みが行われ、2010年までは再生可能エネルギー発電とスマートグリッドという話題が盛んに使われていた。最近、スマートグリッドという言葉は他の言葉に置換えられたようで、あまり使われていない。

27  金属成形技術の技術動向調査

総合化学メーカーA社の事業企画部では、新規分野への事業展開を検討する中で、海外の某社から金属成形の新技術の導入を考え調査を進めて来たが、この技術の将来性や応用分野について、自社による調査だけでは評価できないということで、外部の知見を活用するためにIBLCに調査を依頼した。実施内容IBLCでは、

26  車載関連事業への本格参入の検討

大手総合メーカーZ社(材料、デバイス、システム)では、既存の事業領域から自社のコアコンピタンスを活かして、本格的に車載関連事業に進出できないか検討しており、そのため情報収集を行ってきたが、さらに第三者の目で視野を広げ、アドバイスしてほしいということで、IBLCに調査を依頼した。実施内容I

No.【028】知財に関する最近の動向

木島 研二 知財に関する最近の動向知財の重要性と課題昨今の市場構造の変化、競争激化、ICTの進展や技術革新の状況では、企業の経営や事業展開において知財の活用が益々重要となっている。そのため、経営や事業戦略とリンクした知財戦略の構築、製品競争力の強化、新たな事業展開等により、自社の収益拡大や成

25 次世代導電膜に関する技術動向調査

大手素材メーカーY社の新事業企画では、ディスプレイなどに用いられているITOに替わる可能性のある次世代の透明導電性材料の開発動向とそのアプリケーションを把握するためにIBLCに調査依頼を行った。実施内容IBLCでは、本テーマに知見のある専門家数名が、透明導電膜のアプリケーションと、最近の

No.【027】樹脂系建築材料と火災安全性

安藤 達夫 樹脂系建築材料と火災安全性はじめにこの時期日本の太平洋側は異常乾燥が続いていて、建築物の火災が相変わらず多い。火災安全性は建築材料の具備すべき性能のうちで最も重要なものの一つである。建築材料は建築物の使用者に身近なだけに、火災時の安全性確保は極めて重要である。これはいわば古くて新

No.【026】転移癌治療に期待される標的型制癌剤

大津 晶 転移癌治療に期待される標的型制癌剤癌化学治療の現況癌の化学療法には、増殖の盛んな細胞を無差別に攻撃する従来型の化学療法剤(シスプラチン等)、癌組織を特異的に攻撃するミサイル型制癌剤(ペルツズマブ等)、癌細胞の成長を促すホルモンと拮抗する薬剤(抗ホルモン剤:タモキシフェン等)等が次々

24 新開発機能性フィルムの用途探索

大手素材メーカーX社の技術戦略部では、当社の研究所で新たに開発した機能性フィルムの用途として、エレクロニクス分野を中心に展開していたが、他分野への展開可能性を検討するために、もっと広い視点から可能性を探るため、様々な業界の事業経験者を多数抱えるIBLCに検討を委託した。実施内容本機能性フィルム

No.【025】BtoB企業のC向け戦略で明暗を分けた4つの理由

みなみ なおこ BtoB企業のC向け戦略で明暗を分けた4つの理由名古屋市の鋳造メーカー<愛知ドビー>が炊飯器市場に昨年12月に参入したのは記憶に新しいが、同社は創業73年の歴史をもつ老舗メーカーで、愛知の町工場として親しまれてきた。しかし、町工場の業績が悪化し、経営難に陥ったのが2001年ご

TOP