大手機械メーカーF社では、新規事業創出が重要課題となっており、将来の有望領域として市場成長が期待される医療機器分野に注目し、本分野における新規開発テーマの創出を図りたいと考え、IBLCに依頼した。
＜実施内容＞
IBLCでは医療機器を含めたライフサイエンス分野において事業経験がある専門家5名で専門家チームを構成し、各専門家が持つ知見や人的ネットワーク等を活かし、以下の検討を実施した。
１．医療機器分野の現状および、今後の動向を把握するために、社会の変化や市場・技術のトレンド等を調査・整理した。
２．医療機器分野を幾つかのカテゴリーに分類し、各カテゴリーにおいて今顕在化している課題および、技術開発動向から今後の潜在的なニーズを抽出した。
３．抽出した課題やニーズから、F社が保有する技術を活かせる可能性がある技術開発のターゲット候補を検討し、短期テーマ、中長期テーマの抽出、仕分けを行った。
４．F社メンバーとディスカッションし、複数の候補テーマを選び、競合技術や市場性等を調査・検討し、有望な研究開発テーマを複数選定した。
＜成果＞
F社では医療機器分野の現状および、今後の動向を把握するとともに、本分野の専門家の見解を得ることで、自社技術を活かして何が出来るか、今後取り組むべき研究開発の方向性と新規テーマの創出を行うことが出来た。