大手素材メーカーX社の技術戦略部では、当社の研究所で新たに開発した機能性フィルムの用途として、エレクロニクス分野を中心に展開していたが、他分野への展開可能性を検討するために、もっと広い視点から可能性を探るため、様々な業界の事業経験者を多数抱えるIBLCに検討を委託した。
実施内容
本機能性フィルムが持つ2つの特徴を活かす用途を検討するため、IBLCではケミカル、ライフサイエンス、エレクトロニクス、自動車の業界出身者(8名)でチームを構成し、各専門分野からの知見から可能性のある用途アイディア出し(24件)を行った。
そして、それぞれの用途アイディアに対し、本機能性フィルムが活かせる利用シーンやユーザーメリット、想定市場、競合技術、市場への参入課題などを整理・分析し、報告書にまとめ提出した。
成果
その結果、将来有望と思われる用途を選定し、その用途に応じた性能の付加開発をすることで、競争力のある製品の市場性があることがわかり、次期の新たな開発ターゲットを設定することができた。