実施例

31 中期計画策定に向けた重要領域における技術開発テーマの選定

大手素材メーカーE社では、将来の重点領域の中から特に力を入れていきたいと考えている「モビリティ領域」の「自動運転社会」をテーマに、自社のコア技術を活かした今後取り組むべき技術開発テーマを抽出し、中期計画に盛り込みたいと考えていた。

<実施内容>
IBLCではE社の要望を受け、以下のようなスキームで技術開発テーマの抽出・検討を行った。

1.モビリティ関連の専門家を中心に、材料分野や異分野の専門家も加え、計7名の専門家チームを構成した。
2.自動運転の社会的、技術的なトレンドを4つの切り口で捉え、それぞれの方向性を検討した。
3.それぞれの切り口におけるトレンドから全体状況を再確認し、素材・材料の観点から重要な技術分野を抽出した。
4.各技術分野について期待される製品・技術、キーとなる有望な素材・部材を検討・抽出し、体系的に整理した。
5.E社メンバーと協議し、幾つか抽出した有望な素材・部材の中からE社が将来に向けて取り組むべき研究開発テーマを選定した。

<成果>
E社では外部の知見や視点を取り入れ、自社のコア技術を活かした将来に向けて取り組むべき研究開発テーマを選定し、中期計画に盛り込むことができた。

関連記事

TOP