大手食品メーカーR社では、既に確立されている製造プロセスに新たな技術を取り込むことで、商品の付加価値やコスト、環境等でこれまで以上の効果をもたらしたいと考え、製造プロセスの見直しと、新規技術の探索を検討していた。新規技術の探索に関しては、内部の知識や情報だけでは限界があるため、外部の知見、特に異分野技術の適用の可能性に期待し、IBLCに依頼が来た。
実施内容
IBLCでは、ケミカルや医薬、化粧品などの専門家(4名)でチームを構成し、先ずは製造現場の見学を含め製造プロセスおよび各ユニットの構成技術について状況を把握した。そして、各専門家が手分けして、他の製造プロセス等で使用されている技術や機器等を調査し、適用可能性のある候補技術や機器等を抽出した。それらの情報を基に専門家チームで検討し、この製造プロセスに適用可能な有望技術を提案した。
成果
いくつか提案した有望技術の中から、特にトライすべき技術に関しては、新規開発テーマとして取り上げ、詳細調査を行うとともに実際の適用条件等の検討に入った。