第四回 <研究成果をいかに事業につなげていくか> _後編
「研究成果をいかに事業化へつなげるか」をテーマにした座談会の後半です。前半では、多彩なバックグラウンドを持つ参加者が集い、技術や市場の目利き、事業化を進める際のスピード感、さらに研究開発と事業部門の役割について活発に意見が交わされました。議論の中では、顧客の隠れた課題をいか
「研究成果をいかに事業化へつなげるか」をテーマにした座談会の後半です。前半では、多彩なバックグラウンドを持つ参加者が集い、技術や市場の目利き、事業化を進める際のスピード感、さらに研究開発と事業部門の役割について活発に意見が交わされました。議論の中では、顧客の隠れた課題をいか
国居:今日は事業部出身の皆さんから、事業部目線でお話し頂くという趣旨です。エレクトロニクス分野からソニー出身の中本さん、材料メーカからAGC出身の笠井さんと日立化成出身の中村さんに、いろいろな意見を出して頂きたいと思います。今回は特に研究開発成果をいかに事業につなげるかに絞ってお
新田:今回は、「新規テーマの創出について」ですが、一般的には顧客や営業の要望に応じて開発することが多いです。しかし、そうすると既存の枠内にとどまり、開発しても利益率はあまり変わりません。一方で、日米の比較を見ても、新しいビジネスモデルやプラットフォームを作ることで、より高い利益率を生み出し
新田: 今回のテーマは、研究開発の生産性向上についてです。よく言われるのは、日本の研究開発プロセスの効率化が国際的に遅れているということです。デジタル化が進んでいないとか、CSRやSDGsの取り組みが増えて、研究に集中する時間が取れないという話もありますね。さらに、限られたリソース
国居: IBLCとして専門家による初の座談会を開催します。当社は技術に基づくコンサルティングを通じて、我が国の産業の活性化に貢献しています。特に最近、企業の研究開発部門が直面する課題や、研究開発のあり方について多くの悩みを抱えていることを感じております。特に、市場の変化や多様化する社会的ニ