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88 加熱硬化型膨張接着シート

株式会社スリーボンドホールディングス:自動車駆動用モータ向けに加熱硬化型膨張接着シートを開発した。液状接着剤及びシート状接着剤双方の特長を活かしながら、新たに熱膨張による体積変化機能を持たせ、ロータ部の隙間を埋めながら接着量のばらつきを抑えて固定ができる。【本技術の概要】自動車

【056】 ダマスカスの剣と日本刀

平野 淳 「シルクのネッカチーフが刃の上に落ちると自重で真二つに切れた」 十字軍の時代にサラディンが持っていたダマスカスの剣の切れ味の伝説である。インドのウーツ鋼を素材とし、ダマスカス(シリア)で作られたダマスカスの剣は、その切れ味と刃こぼれしない強靭さでヨーロッパの貴族の憧れの剣であっ

87 プラズマ照射によるフッ素樹脂と銅の接着

エステック株式会社:マイルドプラズマ処理によりフッ素樹脂表面に極性基を付与することで、低温プレスで銅箔に強固に接着する技術を開発した【本技術の概要】次世代情報通信である5G・6G等の通信機器のアンテナ等部品の材料として、高周波でも伝送損失が少なく、安価な基板材料として、フッ素樹

86 おいしさを見える化する

マクタアメニティ株式会社:野菜や果物などの「おいしさ」を、画像解析により破壊することなく迅速に低コストで「見える化」する解析システムを開発した。【本技術の概要】マクタアメニティ(株)は、野菜や果物などの目に見えない「おいしさ」を、スマートフォンなどのカメラで撮影し、画像解析で「

【055】渋柿の新規加工技術による中山間地域の農業の6次産業化

河野 源 農水省「令和元年度食料・農業・農村白書」の第3章第2節「中山間地域の農業の振興」には、中山間地域とは山間地域及びその周辺の地域を示す概念であり、中山間地域の総土地面積は日本全体の約70%(27,409千ha)を占め、農地面積と農業産出額は共に全国の約40%を占めていると記載されて

85 超高強度水中接着剤

東京大学:水の中でも強力な接着力を発揮する接着剤を開発した。                        【本技術の概要】 東京大学大学院工学系研究科の江島広貴准教授らのグループは、水中でも接着強度10MPaを超える超高強度水中接着剤の開発に成功した。一般的な接着剤は、水中で

84 自己修復樹脂ガラス

東京大学:堅い材料で自己修復する画期的な材料として、新たな樹脂ガラスを開発した。                        【本技術の概要】 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻の相田卓三教授と柳沢佑研究員らの研究グループは、自己修復機能を備えた樹脂ガラス(ポリエーテ

【054】 SDGs目標12:つくる責任 つかう責任

佐藤 優 1.はじめに サステナブル・カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・バイオやバイオテクノロジー・SDGs等々最近は多くの環境に関する言葉を耳にします。そのような言葉だけが独り歩きしているようにも感じるのは私だけではないと思います。生まれては消えて行く新しい言葉の意味を正し

【053】 近年の食中毒発生状況~食中毒発生の抑制

武内 章 食の安全安心の確保は国民全体の関心事である。同時に食品製造業、飲食店等食品に携わる事業者にとって、必ず達成しなければならない使命でもある。食品に携わる事業者にとっての悪夢の一つに集団食中毒の発生がある。事業に起因する場で集団食中毒を発生させると、被害者に対する責任が発生する同時に

83 グラフェンによるLiイオンバッテリーの実現

Nanotech Energy含有率95%の還元型単層グラフェンの製造プロセスを確立し、高性能リチウムイオンバッテリーの量産に目途を付けたと見られる。【本技術の概要】 ナノテクエナジー社は、高エネルギー密度とサイクル寿命を維持しながら、より安全な二次電池を製造する方法を開発した

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